数日前に君が珍しく夢に出て来て
僕の横に座っていた君は
なんだか寂しそうな
悲しそうな顔してひとり俯いていたから
目が覚めた時に僕は
元気にしているのだろうかと
ふと気にかかった
元気にしていたってしていなくたって
どっちだっていいんだけどさ
苦しいことをわざと見つめたり
寂しい気持ちにあえて耐えたり
耐え難かったり
そこから咲く花が君や僕の仕事なんだから
変な仕事だよな
一番楽なのは
見て見ぬふりすることだけど
一番苦しいのも
見て見ぬふりをすることなんだよ
僕はその事に気がついてからは
リハビリの日々さ
気持ちのね
その話についてはまた今度にするよ
今日は気持ちの良い夜だね
そういえばこの間
君と昔行った喫茶店の前を偶然通った時
とても懐かしい気持ちになった
いろんな会話が回想シーンのように流れていった
僕はその前の道を足早に通り過ぎた
こうやって
もう元には戻らないものと
何が起きるかわからない未来の
間がちょうど今なのだと感じながら
その店の前を通り過ぎたんだ
こんな話をする人はあまりいないかもしれないけれど
僕はいたって正直に感じる事を口にしている
心情を知りたいのならば
いつだってその人に話す用意がある
僕の周りじゃ真面目に耳を傾けてくれる人ばかりだ
内心じゃ少し変わった人だなと思われているかもしれないけどね
僕は地位も名誉も金もあるわけじゃない
あるのは愛しい音楽や人や動物や
贅沢とはいえないけれど美味しい食事
毎日やってくる朝とこうして日付が変わっていく夜
この季節の緑の鮮やかさ
それ以上に幸せなことはないってことばかりだけど
この幸せは成長していくんだ 僕はそう信じてる
心の痛みもそのためだろう
これは決して楽観的なわけじゃなくて
噛み砕くように感じているんだ
この気持ちや現実を