十二月二十日。晴れ。
品川で映画を見る。
品川。
よくよく思い返せば
思い出のやたらある街だった。
よくよく思い返せば。
亡骸のような過去
けれど確かに存在していた。
いつからだろう
過去なんて踏み潰しても構わないと
思っていたのに
今はそれらが愛おしい。
私を作ってくれた一部。
翌日が魔界なのに
随分と話し込んで夜も深くなってしまった。
十二月二十日。晴れ。
品川で映画を見る。
品川。
よくよく思い返せば
思い出のやたらある街だった。
よくよく思い返せば。
亡骸のような過去
けれど確かに存在していた。
いつからだろう
過去なんて踏み潰しても構わないと
思っていたのに
今はそれらが愛おしい。
私を作ってくれた一部。
翌日が魔界なのに
随分と話し込んで夜も深くなってしまった。