脱皮出来ない蛇は死ぬとニーチェの発言の中にある
この間読んでいた本で
情報は変わる、自分自身は変わらないと思っている人が多いけれど
情報こそ変わらないものである
といったような内容が書かれてあった
確かに、その時点での情報は、その時間をもって何にも形を変えない
一個の独立したものが時間の経過とともに増えて行くだけである
そういう点において人間こそが変わり続けて行くものだろう
この間私のバンドのギターのひとりであるしょへいのやっているバンド
EVNTDYのライブを見にいった
ずっとハードコアをやってきたバンドだが、ここ数年、その変化に挑戦している
はじめたばかりのものと、慣れ親しんで血肉となったものとでは、
どちらが滑らかであるのだろうか やはり後者がそう見えるだろう
挑戦をするということ、変化をするということは
白の背景に黒の絵の具をたらすようなものである
白の背景に親しんでいたものからすれば
どうして居心地が良いものを変えてしまうのか
黒というのは違和感におもう、理解ができない
常に変化をしないものからの批判にさらされるものだ
年齢でさえ、私たちは留める事ができない
それなのにどうしてその場に居続けようとするのか
これは私自身の心に投げかけているようなものでもある
歴史を作るものは常に、変化することを止めてはならない
歴史というのは何もこの国や世界の事だけをさしているのではない
これを見ている君自身の歴史について言っている
君の年表は今満足に足るものか 胸に聞いてみてほしい