それは思っているよりも
簡単でシンプルなことだった
それは頭で考える辻褄合わせより
心に響くのかもしれない
口説こうとする人の計算高さに
私が惹かれることがないように
利害と欲望から少し距離を置いて
ただひとりの人間の想いが
なんの外圧も忖度もなく
差し出されるだけ
それだけで良いということに気付くために
何度も考えを巡らせてきた
一体誰の何のためだったのだろう
それらを解く
優しく流していく
心より頭を重視して生きていると
自分が何をしたいのかが
どんどん見失われていく
怖がっているのはなんだろう
いつ怖いことが君を襲ったのだろう
紐解いていくんだ 過去を泳いで
過去の自分を見つけ出したら
息を吹き返すんだ
君はあの時 心を深い海に沈めてきたね
けれど悲しむ必要はない
君が生きている限り
君の心は死ぬことはない
いつになっても
遅いことなんてない
私はそう思って生きている