役割に生き昇華させる。

憧れている人のインタビューを見た。

その方はいつも博愛的で平和で誰に対しても愛を持っている。

なぜそこまで博愛的な視点で他者を見れるのかが

昔から疑問でもあったのだけど

今日はそれが腑におちた。

それはとことん自分のやることに集中しているから。

自分の壁に向き合い、

ストイックさや葛藤を超えた喜びを知っているから。

他者の弱さに口を出す暇がない。

そんなことをするくらいなら自分の役割に没頭する。

そして自分に没頭する中で生まれる苦悩があるからこそ

他者を受け入れるのだろう。

母性でもって抱きしめられるのだろう。

母性には男も女もない。

自分の中に苦悩や葛藤や暗闇を深く抱きながら

自分の役割を昇華させようとしている人間の中には

自ずと母性のような深い愛が滲みでるのだろうか。

昔は憧れの人のあまりの博愛的なあり方が眩しかった。

しかし今ではそれを真っ直ぐ見つめられる。

昔よりも少し自分の精神状態が近づけたのかもしれない。

私はまた私の役目の中を生きよう。