過去の自分の行いに対する反省と学習。
そしてそれをひとつずつ降ろしていく作業が本日ひと段落。
先へ進むためには大切なこと。
体を軽くしなければ動きづらい。
私自身の性格としてノリが良いほうなので
これいいでしょー!と言われると
いいじゃーん!と返すタイプなんだけど
ノリが良いのとノリが軽いのは違うなと感じたこの頃。
例えば「これおすすめだからやりなよー」とか「お得だからやろー」とか
軽くそう言われたことを
まぁ1日2日の付き合いの相手じゃないから面白いしいいなと思って
間に受けて動いた結果
蓋を開けてみたら
軽くおすすめされたそれと全然見合ってない内容だったとか
それで動いたことの後始末をすることに時間がかかるとか。
(誘った相手に悪気がないのはわかるので相手を責める訳にもいかず)
そういうことが数ヶ月前にあったことと
数年前からあった別件と2つほどあって
立て続けにその後始末をしていたこのふたつきほど。
相手から誘われた話とはいえ
その話を聞いてしまったのは自分なので
てことは自分で撒いたタネなので
「めんどくせえなあ!」と思いながらそのタネの回収をしていた。
そして軽いノリで言われたことに関しては
当の本人が別の軽い出来事に乗っかって
痛い目見てるのを目の当たりにして
やっぱりそういうのって駄目なんだよねえって
その人の行いを見ていてよくよく思った。
その人の生き方を否定するつもりはないけれど
私はそっちにはいっちゃだめだなぁと思った。
自分のノリが良いだけにそこにはそこの落とし穴があることに気がついた。
という点では感謝。
美味しい話には裏があるとよくいうけれど
その一方で
人との出会いや何気ない誰かの一言で
大きく人生が変わることがあるのも事実で
だから目の前の偶然やいきなり起きた出来事に翻弄されがちだけど
自分の意思で自分のやるべきことをやっていない人には
そういう話がやってきたとして
それに乗っかっても中途半端な状況になるか
そもそも自分が半端なまま乗っかるべきではない
という事なのだろうと私は解釈する。
あと私はこういうのには乗っからないけど
「これだけやれば成功できる!」とか「これをすればお金持ち!」とか
「簡単に〜」みたいな言葉はくれぐれも乗ってはだめで。
そういうと「そんなのに乗っかるかよ〜」って思うかもしれないけど
人って「難しい話を簡単にできる人に惹かれる」という傾向があるから
いつもどこか心の底で「楽をしたい」みたいな気持ちがあるのが人だと思っている。
難しい話を簡単にというのは限界がある。
難しい話は難しくなるだけの理由があるわけで
そこをめんどくさいからといって避けて
耳障りの良いところばかりゴリ押しする
そういう人は信頼できない。
そして「楽をしたがりなモードの自分」に選択を任せてはいけない。
演者とお客さん。
チームの人間関係。
家族、恋人、仲間、友達。
どんな関係性でもそうだけど
信頼できないって相手に思われることはしないようにしたい。
シギを見てくれているお客さんというのは
曲というよりも私を見てくれる人が多いと思っている。
そういう人の信頼を裏切るような行為はしたくないし
身近な大切な人を不信に思わせるようなこともしたくない。
そう思うとなおさらに
「自分が信頼できる人と付き合う」ということは
基本であり最初の段階として大事なことだと思っていて
信頼関係はめんどくさい話も難しい話も付き合える人じゃないと
無理だと思っている。
「めんどくさいことは置いといて」とか「難しいことはいいから」とか
相手の問いかけを雑に扱って
「それよりもこれをすればあなたに簡単に利益が手に入るんだよ!」
と言われてそれで実際に1億円がもらえるとしても
そういう人とは付き合いたくない。
そういう人と付き合ってる私を仲間や家族に胸張って見せられないから。
信頼関係はお金なんか比じゃないほど失ったら簡単には構築できない。
だから軽い気持ちで何かを言ったり提案したり持ちかけるっていうのは
自分が思っている以上に危ないことなんだよ。
自分がなんにも考えずに軽く「これやってみな〜」と相手にすすめたことが
その相手にどういう影響を与えるのか
それに対しての責任がもてるのか
そういうことまで考えてないから軽いノリで言えるんだろうけど
そうして生きてるとその人は信頼関係が築ける人がいないんじゃないかなって想像してしまう。
自分の言葉の重みと責任というものを
ここ最近音楽の面で考えることは多かったけど
それを人間関係としても見つめられる時間になった。
何回かこういう考えさせられることがあって
それを自分の反省と学びとしたので
そのあとはもうシュレッダーにかけて木っ端微塵で忘れてまお。
この間ネットで
「ミスの原因を見つけたらすぐにそのミスを忘れなさい。
そしてミスの原因だけを記憶するのです。
その記憶の積み重ねがプロの財産となります。
ミスそのものは財産とはなりません。
ミスを背負ってはいけません。」
という言葉を見て、ほんまやなと思った。
自分に対して純度の高い選択をしていこう。