どうしようもない気持ち

今後のTHEシギ!みたいな曲に3曲着手している。

 

自分の命、自分の意思のようなものを

グイグイといれた曲が好きだが

一方で、そういう自分をぎゅいーんと引いて

宇宙レベルで俯瞰するのも好き。

 

パッション道場みたいに、

ひとつの命がある身としてどういう振る舞いをしたいか

どう面白がって生きたいか、何が出来るかみたいな

そういう我のエネルギーを出していく、感じるのも大好きだが、

 

その一方で、自分という生物が存在しているからこそ

発生する罪深さみたいなものを直視したい。

 

自分が生きているから犠牲になっていったもの

自分が生きていることで苦しんでいるもの

自分が知らない間に傷つけてきたもの

生きているだけで感じる罪の気持ち。

 

謝るということも意味をなさず

死んだからといって何もならず

罪からも自分という存在からも

逃げられないという事実を

見ないふりしたくないと思う。

 

何かを主張するときも、喜ぶときも、怒るときも、

誰かを批判するときも、

自分の背後にその罪が必ず存在しているということを

ナルシズムというわけではなく

ただただ事実として持っていたい。

 

そういうどうしようもない気持ち、

どうしようもない罪の気持ちみたいなものを

音楽に昇華する瞬間を今味わっている。

 

制作という観点において

まるで宇宙と一体したような気持ちになれるのは

我から離れてこういうような罪深さを感じるときだ。

私という罪という以上に

人間という存在の罪という意識。

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宇宙に投げかけるような

共振するような感覚。