うまくいかない日の夜に
寄りかかりたくなる気持ちを飲み込む
甘えはどこまでが許されるのだろう
あの日君が僕に問いかけた言葉は
僕が僕自身にも問いかけていた言葉だから
戸惑ってなにも言えなかった
今も答えがうまく見つからない
どうしてあんな事を君に言ったんだろう
自分でも少し可笑しい気持ちになる
もう少し暖かくなったら
静かな夜に散歩したい
人工的な灯りのない場所を歩きたい
着飾ったものを脱ぐように手を重ねたい
そのとき僕は君に何も話したくない
僕にはあまり時間がないから
どこでだっていい
理由も見つけなくていい
どんな形でもいい
行きたい場所なんて特にないけど会いたい
話したいことなんて特にないけど会いたい