死んだ人はどこにいる

その目には何が見えていたんだろう
その背中には寂しさが漂って見えていたけれど
正しさは人が決めることだと誰かが言っていたけれど
己の中にあるものは他人が動かすことなど出来ない
それが人を傷つけたとしても
例えば私がその人に傷つけられて
「かわいそうなあなた」と周りに慰められたとするのなら
なぜ傷つくことが悪いことだと決められるだろうと
私は周りに言うだろう
柔らかさだけではあまりに

良質なものを受け取れる自信がない
だから私は受け入れたい その怒りも孤独も
私が共感できたかできないかなんて

もうどうだっていいんだ
そうおもわないか