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シギ ひとりでは長過ぎる夜「シギが木彫りの熊だった頃の話」第29回
三連休は渋滞がつきもの。
のろのろしながら運転していて
対向車線からくる車を眺めながら
たまに「あ、あの車かっこいいなー」と思う車がいると
大抵その車の運転手も私の車を見ていて目が合う。
そういう時少し恥ずかしい気持ちになって想像する。
映画で、
パーティーが開かれている会場の人混みの中で
「あ!」と二人とも目が合って話しもせずに惹かれあう。
あれの車版かしら。
好みっていうのは似るものだから互いの車が気になるというわけです。
車の運転は生活の一部だ。自分の体のよう。
私の好きなミュージシャンもかなり車が好きで
毎日かなり長い距離を走りまわっててスピード違反で免許とられたのだけど
その時に「なぜかほっとした自分がどこかにいた」といってて
私はとられたらどんな気持ちになるだろう。
ま、私はゴールド免許ですけれども。
ある人にはとても紳士的な対応を。
ある人には怒鳴りつけ。
ある人には感謝して。
この単に白線のひかれた道の上を走るだけで出会う人達とのドラマ。
運転していて印象的だった人達が集められた食事会があったら面白そう。
「あの時めっちゃ怒鳴ってすみませんでした」
「いやー僕もね、あれは失礼だったと思いました」
とかいって和解して想像以上に仲良くなっちゃったりして。
思いますよ。敵認定した人の方が意外に意気投合するんじゃないかって。