十月三日。晴れ。
夕方までベッドの中。
歌をうたい復活。
喫茶店で作詞もAメロしか出ず。
漫画とDVDをレンタルして帰宅。
古本屋の横を通り過ぎた時に
色あせた本が一冊百円で売っていた。
所有が目的ならまだしも
いや、所有欲なら新品を買うな。
読むだけならばレンタルの方が安いし
荷物にもならない。
近所にある古本屋は何も変えず
売れているのだろうか
と思いながら歩いた。
音楽をしていると
CDが売れない時代ですからね…と
困った顔をする人が少なくないけれど
それを困った顔で話して何になるのだろう
と私は少しの疑問をもつ。
何かがそこで立ち行かなくなるということは
そのままそれをその状態にしていたら
現状維持から少しずつ衰退していくのを
横で立って眺めているだけになる。
自分がこれから行うことが
正しいことか間違ったことかはわからない。
広い目で見たら何も変わらないかもしれない。
それでもこんなさえない日を過ごしたり
惰性に身を浸して自己嫌悪に陥りながらも
燻っていながら燃え尽きていないものがあるなら
それを燃やそう。
暇を潰してばかりの
何かを待ってばかりの人生も退屈なものだから。
夜は小雨が降り出し。
明日は遠出のスタジオの日のため早めに就寝。