驚きを忘れない。

十月二十九日。晴れ。

歯医者の帰りに

親子連れの横を通り過ぎようとしていた。

三歳児くらいの子が

私を指をさして何かを言っていた。

私はイヤホンしていて

何を言ってるか聞こえなかった。

私は指をさして何か言うほど

何か目立っていたのだろうか。

少し疑問がありながらも可笑しかった。

穴の開いたパンツを履いていたからだろうか。

以前ファミレスで

穴の開いたパンツを

すごく驚いた顔で見ていた男の子がいたな。

子らよ。

これもファッションだ!

綺麗なばかりがファッションじゃないぞ。

綺麗なものと汚いものの組み合わせ。

高価なものと安価なものの組み合わせ。

そこに人の個性とセンスがでるんだ。

よく覚えておけ!

今日の小さい子が

服装を言っていたかは定かではないが。

世の中には君らの想像を超える

色んな大人がおります。