価値

十月六日。晴れ。

雑多な用とBPMの速い歌と

今日も最高に暗くてクールな君の歌。

それにしても私は

しょうがないという言葉が好きじゃなかった。

好きじゃないのに

無意識にその言葉を随分自分に言い聞かせてきたように思う。

我慢しなきゃいけない時に

自分を抑えていなきゃいけない時に

しょうがない、しょうがない。と

言い聞かせていた。

いろんな場面で。

でもふと、

もうひとりの自分のようなものが

子供みたいに素直な疑問を言った。

なんでしょうがないんだ?

しょうがないことなんて何もないんじゃないか。

納得がいかないことも

不満も悲しみも寂しさも怒りも

しょうがなくない。

全然しょうがなくなんてなかった。

しょうがないといって放置しないで

自分の気持ちを大切にした方がいい。