好きになってもいいですか

顔を見られれば

すでにそこから別れの時間が始まるから

会う前の時間が一番幸せなのだろうか

それは優しいのか

熱いのか

淡いのか

手探りでいる時間が

人が人を知る前の楽しみなのだろうか

そのプレゼントの箱には

何が入っているかわからない

その高鳴りが一番のプレゼントなのだろうか

それは言語化するほどでもなく

なんとなしに通り過ぎていく気持ち

それを私は残していたい

わからないことがこんなにも

私の胸を躍らせるから