災害のようなもので街が更地になった夢を見た
街を綺麗にするためには仕方がなかったらしい
これは当分音楽どころじゃないと
ひとりで呆然と立ち尽くしていたら
遠くから避難所へ向かう人の列がぞろぞろと
その中によく知っている顔が
あ!と声をあげて名前を呼ぶ
生気を失った顔で歩いてたその人が立ち止まって
私の顔を見るととても悲しい顔に変わる
そして手を力無く私に向けて伸ばす
その手をとると私は微妙にはにかむ
何も言葉を交わさず
元気そうでよかったと思い、その場で見送ろうとすると
なんだかついてきてほしそうな表情だった
なので何も言わずに横について私も歩いた
そこで目が覚めた
少しの寂しさと温かさで不思議な心地がした
携帯をふと見るとその人からLINEがきていて驚いた
君の夢を見ていたと伝えると
内容を聞かれたから
とても悲しいけどどこか温かい夢だったと言った
毎日 心の底がどこか陰鬱としていて
それと共に生きている
それが大事なものだとわかっているから
私はそれを捨てずに抱きしめ続ける
そして日々を一つずつこなしていく
なんであんな夢を見たんだろう
その後に見た夢は
藤井フミヤ夫妻が私の前で踊ってる夢だった
私の脳内が自分でもよくわからない
今日の歯医者は途中で女性の先生になり心で小躍り
その後に入った喫茶店も女の客しかいなかった
時々たまらなく女性が恋しくなる
面白い事なんか言わなくていいから
ただそこにいてほしい
今日はそんな気分
あの女性が私にくれた手紙を思い出していた
その手紙に心で返事をするなら
「君の気持ちはとてもよくわかるよ」という事だ
時間を静かに流していく 思いに耽る
ここから家までの道のりが遠い事を忘れたい
埼玉広いぜ
もうすぐ11月だというのにまだ半袖で夏気分
初夏の海辺の陽射しのようだったね
あの日を思い出しているよ