冬が終わる

「大切なものは増えるのではなく減っていく」

この言葉の意味がわからなかった。

いろんな人と出会うたび、

いろんな経験をするたび、

大切な人や場所が増えていく。

でも今はわかる。

小さい手で抱き締められるものは限られている。

部屋の隅で膝を抱えていた夜に、

その対角に君が同じように膝を抱えていたの知らなかった。

外が白んできて、気づいたんだ。

君はずっと同じ部屋にいたんだ。

朝も昼も夜も目を閉じていた私には見えなかった。

いや、見ようとしなかった。

君は傷口の痛みを悟られないように声を殺して

私をじっと見ていた。

どんなに傷ついても離れずに。

小さな手で抱き締められるものは限られている。

それ以上に人生の終わりには何も持っていけない。

ひとりで終わらせるわけにはいかない。

君の健気な想いに胸がかきむしられるほど私は苦しんだ。

その苦しみが決意に変わり、夜が明けた。

君は無口で、気づいてほしいともいわずにただ耐えていた。

君にも夜明けが近づいてきた。

大切なものはひとつだけあればいい。

君が幸せなら、手にしたものを失ってもいい。

君を人生の終わりまでひとりにさせない。

それ以外の誰かにとっての最悪でも

君にとっての最高ならそれでいい。

ラジオ無事アップ。

本日はお腹が空いてなかったのでワインとつまみみたいなのが

いいということでシャレオツっぽくみえるカプレーゼ。

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野菜たっぷりのバーニャカウダ。にんじんがあま!あま!だった。

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すごい野菜ばっかりで健康的に見せかけて

主食はペヤングです。

 

一日遅れてしまいましたがラジオアップ致しました。

↓タイトルをクリックして頂ければきけます。

シギ ひとりでは長過ぎる夜「横文字の意味と自分のあり方 」第26回

嫁ちゃん

ごめんなさい。

放送中に本名を言うという行為をしてしまい、

アップは明日になります。。

大公開するところでした。してもいいんですけども。ふふ。

少々お待ち下さい!

 

本日はさながら主婦のような一日。

早起きして洗濯物。

作曲しながら、行き詰まったら洗い物。

また作業。

一段落してお部屋の掃除したり買い出しにいって夕飯の支度。

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生姜焼きとシチュー。あとナムル。

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お風呂場のドアの掃除に難儀する。

綺麗になるやり方をぐぐったので近々試してみよう。

あとは換気扇の掃除も挫折したままである。

待ってろよ!

自分でいうのもなんですが良い嫁になりそうな気がする。。

炊事洗濯掃除がいつも楽しい。。

 

 

引きこもりの独り言

寝不足の極み。

昨日は寝不足の極みの中急遽運転することになり、

しかも寝不足+空腹という私がキレる2大要素を満たしており、

なおかつ私が一番キレやすい道を走るという

悪条件極まりない条件の中を走った。

自分を恐れたね。

 

「絶対怒らない、絶対怒らない」

「安全運転、安全運転」

とぶつぶつ言いながら走ったら大丈夫だった。

褒め称えたよ。

 

今年は本当に引きこもりだ。

ちょくちょく外にでてはいるけれど、

人と話す機会はあまりない。

だから外に出た時の新鮮さに感動する。

あああ!知らない人がいる!

まだ野菜高いんだ!あの車はー!

とか心の中で大興奮。

今日は近所の人と話して興奮した。

もう変質者である。

社会復帰の手助けが必要だ!

 

体力も落ちてきて寝たきりになったら困るので、

最近は頑張って走っている。

これも家の中でだけど。

筋トレとジョギング30分。

世の中の運動で嫌いなものは走ることとバレーボール。

学校の体育も指から突き指したら

ギターが弾けないからとそれらしい理由で休んでたけど、

ただただ手が痛いから嫌だった、

なんであんなかたいボールでやるのさ、ドMめ!

と世界中のバレーボール好きを敵にまわすようなことを思っていた。

 

今日は三曲ラフメロディつくって

一曲ワンコーラス歌詞をつけられたので結構な満足度。

どん底作曲期は抜け出したかもしれない。。

んが油断するでないぞう。

誰よりもお前愛してるプリーチャー

最近CKBをよく聴いている。

飾らない歌詞、くすっとわらえたりじわっと泣けたり。

前から好きだった。

知り合いに何人か、繋がりのある人がいるのだけど

剣さんのすごい話しは色々耳にはさんでいる。

 

生きる。のライブを見ながら

渋い…渋すぎる…これが…これが男というものか…と思いながら。

 

ああいう歌詞って泣いちゃう。

どうしたんだよ、そんなに泣くほどのことでもないじゃん、

気にすんな。待っててやるから顔でも洗ってきな。

ひとりきりでこもってないで

俺がバックについてるんだから元気だしてこうぜ。

要約するとこんな歌詞。

落込んでる時に、同じような気分になる歌よりも、

軽い感じで慰めてくれる歌詞が心にくる。

 

お前そんな落込んでたってしょうがないじゃん、前向こうぜ。

疲れた夜道もなんだか明るく感じる。

 

右まがり左まがりまっすぐいって引き返して、

うねうねと道を歩いたけれど、正直に生きよう。

自分が尊敬する人に顔向けできない生き方はしない、

自分の正しいと思う道を歩く。

それが自分にとって苦しい道でも、

罪の無い他人を苦しめて楽するよりよほどいい。

私のプリーチャーならきっとそう言うぜ!!!

そう思った時、もやもやがすーっと飛んでいった。

自分自身に、わーそれ不器用だけどかっこいいぜーっと

思えるような人間にならないと。

笑顔の未来へ

優しい言葉をかけてもらうと、

ずっとお守りみたいに心にもってる。

それで私は、

あなたに私は何か返してあげられたかなって考える。

 

人からもらうばかりで、

何かをあげられてるかなと考えながら道を歩く。

 

あなたのかわりなんてどこにもいない。

そんな当たり前の事を、つい横に置いてしまう。

横じゃなくて、胸の中にしっかり置いておきたい。

 

あなたのかわりはどこにもいない。

そう心から思われるような人間であり、

そう心から思うような人間に出会うこと。

贅沢がしたいわけじゃなくて、

そういう事がしみじみと心に沁みる。

 

ありがとうを言いたいと思う人がいるのは幸せなことだと思う。

なるべくなら思うだけではなく、

直接言えたらいいな。

 

ごめんなさいとありがとうが、

ありがとうが少し多いくらい。

自分のいたらなさにごめん、

他人からもらう優しさにありがとう。

 

自分の愚かさなんて考えた事もなかった、

最近身に染みて自分の愚かさを感じて後悔する。

私は後悔なんてするような人間ではなかった。

すごい変化だなと思いながら、

しみじみと人間らしくなっている自分を感じる。

未熟な人間だと感じる。

でもなるべくなら、だめだだめだと責めるより、

自分のしてきた選択に後悔するより、

それを認めて、そして開き直らずにいたい。

仕方がなかったで終わらせたくない。

愚かではない人なんていないから。

違いはその後の行動。

開き直って普通に過ごすか、学んで反映するか。

 

店にはいれば、私の顔を見て名前を呼んで笑いかけてくれる人達がいる。

それがどんなに幸せなことか、

ひとりで過ごす時間が多いと身に染みて感じる。

私は最近の自分の苦悩など全く話さずに、

相変わらずにこにこして話をしていた。

人の笑顔が染み渡っていく。みんなもそうかな。

それともそんなことなんて気にもとめないかな。

幸せは掴みとるものじゃなくて感じとるものなんだね。

ありがとう。

ひとりじゃない

あなたの不安を想像するたびに、
自分の胸に傷がついたように痛む。
その真面目さが、自分を追い詰めていないか。
ボロボロなのに、戦おうとしていないか。
大人になると、気持ちを張り詰めても緩める場所が少ないね。
それが孤独や不安だと、底なし沼のように
生きていてもずっと心のどこかが薄暗いね。
よくわかるよ。
その薄暗い部屋に灯りをつける方法を私は知ってる。
それは、抱きしめて頭を撫でてあげること。
背中をぽんぽんと優しく叩くこと。
髪を撫でていると不思議と落ち着くのは、
子供の頃の傷が癒えていないから。
私はまるで母親のような気持ちになって、
あなたの心の中の子供も抱きしめたい。
ひとりでいるときも、ひとりじゃない。
愛することは強くならないとできない訳じゃなくて、
教科書に書いてあるようなことでもないんだね。
欠けているところが模様みたいに素敵だ。
あなたがどれだけ傷ついてもいいよ。
全ての傷が癒せる場所をここに用意してるよ。
戦えなくなったら逃げてもいい。
確かなものがひとつあれば、
あとはなるようになる。そうだよね。
抱きしめれば、違う体温を感じる。
それがひとりひとりでいられる幸せなのかもしれない。

温かい布団の中で、
母親に絵本を読んでもらいながら眠りについたあの日のように。
いつもここに用意しているよ。

本日とラジオ

昔、ブロッコリーの味が嫌だったけど

どんどん見た目が好きになる。

小さな森みたい。

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体に良いみたいなので、一本買ってきた。

 

茎を捨てるのが勿体なかったので、

ナムルにしてみる。ナムルなむ。

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これでおかずが一品増えるしごみも減る。

 

唐揚げを揚げてると、

もも肉がお風呂に入ってるみたいな感じがした。

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汁は玉ねぎとにんにくと生姜入りスープ。

これを飲んだらもう人には会えない。口臭の鬼。

 

今日は夕飯の後、パソコンで映画を見て、

ひとりでうおおおおお!

と感動して泣いていたら勢いでパソコンを落とし

ファァァァァァ◯ク!!!!と叫んだ。

隣人さん、感情表現豊か(情緒不安定)ですみません。

自分でも豹変ぶりに笑った。

 

ひとりで食べるご飯は味気なくて、

これがコンビニのお弁当とかならなおさらなのかな。

いただきますとごちそうさまでしたが部屋に響くのは寂しいね。

 

頑張ってる。だめなんかじゃない。

辛い時があるのだから、

楽しい時も必ずくる。

笑って話せる時がくる。

夜にはぐっすり、眠れるように。

心に耳をすませれば、声が聞こえる。

 

ラジオ更新し、私は開宗致しました。

 
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シギ ひとりでは長過ぎる夜「ぐうらた教の教祖シギ」第25回

胸の奥に残された弾丸

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絶望の横に希望があると言ったのはやなせさん。

同じように、苦しみの横には甘美がある。

 

クロールの息継ぎに生への渇望を感じる。

苦しみの横には間違いなく生が横たわっている。

 

快楽を感じる人間の表情は苦痛の表情に似ている。

眉間に皺を寄せて。

だから苦しみと甘美は切っても切れない。

 

そのふたつが激しく交わると、摩擦で傷ができる。

これほど勲章に近い傷があるだろうか。

これほど消えなくてもいいと思う傷があるだろうか。

 

 

沸騰した湯の中にいて、

頭から氷水をぶちまけられるような体感。

 

銃口を後頭部につきつけられながら、

頭を優しく撫でられるような感覚。

 

心にうちこまれた弾丸は

死ぬまで抜けなくて構わない

それならいつまでも

見る景色が変わっても

共に歩んでいる事と相違ない

 

それが苦しみと甘美の関係性。

 

幸福を味わいたいなら、

その前に思い切り不幸を吸い込むのが一番だ。

深海

二ヶ月前くらいから寝る前に10分瞑想している。

瞑想といっても座禅をくんだり無になる本格的なやつじゃなく、

座って好きなお香を焚きながらシーンとしている。

ざわつく気持ちを手放す時間。

自分の頭の中でイメージする。心地の良い状況。

月の光を体いっぱいに浴びたら、海の中に入ってく。

海にもぐって、海の深い場所まで泳いでいく。

そこで体を自然に委ねる。

ここは誰も邪魔することができない場所。特別な場所。

そうして気持ちが落ち着いてくるとあっという間に10分のアラーム。

今日もそうして眠りにつこう。

ぐんない。