僕らの愛を生かす

宇宙の中で深呼吸をしているような心地がした

君の肌を感じているあいだ

僕らが断絶されたそれぞれの個体であるということを

愛おしく抱き寄せあえる時間

悲しみが僕らの周りに存在する事実を知るほどに

愛が浮き立つことを感じる

これは必然でも偶然でもない

確かに僕らが作り上げてきたものだから

息も出来ない嵐の中でも

深く呼吸をするんだ

安らぎはいつもこの胸の中に存在する

君が手を伸ばせば

僕がその手を受け取るように

愛とは育み そして守ること

そしてそこで生まれた温かい気持ちで

僕ら以外のものに祈ること

より広い場所へ流れ込ませていくこと