この世の病

今日は歌を書いて曲の録音をして

絵を描いたり本を読んだりして過ごした。

冬の澄んだ空気のように凛とした人は

また冬の寒さのような厳しさも身の内にある。

世の中の罪を一心に見つめているからだろうか。

そのものの言葉を見つめていると

他者を見つめているようでいて

自分自身を思い出しているような気がしてくる。

憂うものが冬の美しさに似ているのは

真実をその身に偽わることなく受けているからで

私が夏を好んでいるのは

憂いよりもエネルギーのようなものを

単純に欲しているからなのだろうと思った。

その点で私は幼い。

それが良いか悪いかではなく

その幼さが私の一部としてくっついている。

そういえば昨日心になにか感じたものが

今日すでに歌詞としてでてきたことに驚いた。

やはり考えるより自分の身体は

その身に受けた影響をきちんと咀嚼して

形にして吐き出してくれているらしい。

たまげた。人間はすげえ。

今日はインプットアウトプットして満足しているので眠ろう。