F1のような病院体験

栄養ある食事も睡眠をとるも

良くならないので土日を待って病院へ。

鼻詰まりと咳と痰が一番ひどく、ついで鼻水だったので

よくいく耳鼻咽喉科へ。

 

まさか病院着いてから薬もらうまで

3時間もかかるとはね…体調不良本当に多いんだね。

 

この病院、癖がすごくてすごい好きで。

 

まず全てがベルトコンベアーのように仕組み化されている。

治療2人前の段階で看護師さんに呼び出され

どういう症状かを前もって口頭で伝える。

その後に治療1人前になると看護師さんが車輪のついた

棚を持ってきてここに荷物を全て入れるようにと指示。

そのあとで治療へ。

 

治療中がすごいエキサイティングなんだ。

診察台に座って先生が鼻にぷしゅーやる機械をいれた所から

競馬並みの先生の怒涛の実況がスタートする。

先生「はいこの鼻の塞がり方、普通の人に比べ右70%、

左でも30%程度に塞がってます。

この塞がり方によって呼吸が苦しい、

口呼吸になることによって咳が出る。

それで喉全体腫れてますね、このままいくと声が枯れますよ〜」

など診察が終わるまでこの感じで息つく暇なく実況をされる。

 

驚くのはこれだけではない。

この先生の実況と同時に

私の隣にいる看護師さんの

実況も私の耳元でされることだ。

 

先生が色々な器具を使って鼻やら口やらをやるんだけど

看護師さんが私に耳元で

「はいそれでは鼻のむくみをとるガーゼをいれます

上を向いて、あごは下にさげてください、はい口を開けて口呼吸です。

次に口の中を見ますお顔をもとに戻して口を開けてください

はい、えーと声を出してはいそうですそれでは次に耳の検査をします

顔を右に向けてはいそうです」

 

という看護師さんの言い慣れすぎてて噛むことのない

ロボットのように定型化された文言を聞いてその指示通りにしながら

同時に先生の実況を聞きつつ、

ガーゼを鼻にいれたり耳をみたりをするという

恐ろしいマルチタスクを要求されるのだ。

 

このF1のタイヤ交換さながらの怒涛の流れがすごく面白い。

治療前までは「あーだるい。しんどいなあ」と元気がなかった感じも

治療が終わると交感神経がバリバリに優位に仕上がるため

「なんかすごい集中してだるいどころじゃなかったわ」と

なんなら少し元気にさえなる。

 

そんな耳鼻科体験。

賛否両論ありそうな病院だと思うが

病院好きでいろいろな病院に行く私にとっては

個性的で興味をそそられる病院のひとつである。