心を教えて

高層の夜景を眺めながら

ぼんやり思い出していた

初めて触れた日は

どうにもうまくいかない問題を引きずっていた

人の顔色を気にして

何かを終わらせる事や始めることが苦手な私は

引きずる事で直面する事から避ける日々が続いていて

初めて触れた日は

言葉に表せないもどかしさに襲われた

言葉が肝心なはずの私に 何という言葉で表したらいいのか

わからずにもどかしさに襲われた

けれど表せない分 素直な自分を感じる事が出来た

言葉は後から出てくるはずなのに それに縛られてしまうからな

私と君の間にある煩わしさに たまにひとり悩みながら

けれどこの心はもう君のものでいる 本当さ

その瞳に私がどう映っているのかわからないけれど

晴れ間がすぐに曇り雨が降り出しそうな日も 変わらずに