壊れた美意識

九月十九日。晴れ。

昨日、花火をした。

小雨の降る海辺での初秋の花火。

文字を見るだけで切なさが感じられる。

花火をしている最中は

わりと火を消そうとする風との戦いだったが

終わってから振り返ると

味のある思い出となった。

ベストじゃないコンディションの方が

記憶に残るような気がする。

本日は六時半起きで

早起きのせいか体が怠くてよく寝転んだ。

診察開始の三十分後の内科に行くと

もう受付終了していた。早すぎるだろう。

私が行く病院はどこも人気があるために

待ち時間が長かったり

診察の受付が速攻で終了したりする。

後者は望んでいないが

前者はわりと望んでいたりする。

待たされているという状況が

考え事や物書きにはもってこいの時間だ。

ほどよい周囲の話し声と

そこにいなければならない

けれど長くいることも許されない場所。

そのほうが集中できる。

私は物を書きに病院に行っているといっても

過言ではないかもしれない。

なかなか私の生活では

拘束されることが少ないために。

最近、生活について考えることが増えた。

「生活が仕事にフィードバックされていなければ」

という洗練された店主の言葉を見てからなおさらに。

この話は長くなるので日を改めよう。

通し練習をした後にこの文章を書いている。

ラジオが更新された。

美味しいお菓子をシ組のメンバーの方が送ってくれた。

これ。

静岡の黒大奴というお菓子。

とても上品で温かい緑茶とセットでいただくと最高の組み合わせ。