戻れない。戻らない。

九月二十九日。雨。

非常に感性が敏感になっていたために

アニメを見て、

都度都度のセリフで

「うおおおおおおおおおおお!!!」と泣いた。

作曲をして

歌をうたって

シ組の作業をして

今に至る。

ここ数週間くらい

シラフで見えない敵と戦っている所があったのだけれど

午後から少しましになる。

まだ油断はならぬがな。

センシティブさに引きずり回されていてはまだまだだ。

とはいっても今日見ていたアニメの

監督のインタビューを見ていたら

「あれを作った後は体力も精神も死んでいた」と言っていて

少し救われる気持ちになった。

どん底までいかなきゃ見えないものがあるのは確かだ。

これは音楽じゃなくてアニメも小説も

ものづくりに限らず

いろんなことに言えるのかもしれない。

深く潜り深く感じる。

その感触を形にしていく。

深く潜って戻れなくなる人もいる。

行かざるをえない道を行く。

戻れないのは過去も同じ。