創作

九月二十日。曇り。

ここはスタジオ。

今ある世界を突き詰める。

本日もスモークターキーレッグを購入。

ぐんさんとさくぽんといろんな話をした。

やっている音楽のジャンルは違うけど

同じような境遇ですごく共感しあった。

我々ははぐれメタルだな。

はぐれメタルだとちょっとかっこつけているのか。

馴染まない場所というのは

居るべき場所じゃないんだろうな。

どこにいっても馴染む場所がなかったなら

自分から旗を掲げる他はない。

 

自分を突き詰めるしかない。

 

少し前にライブでずっとお世話になった人と会って

色々話をしたのだけど

その人が会話の中でよく私のことを

「ロック、ロック」と言ってたので

「私ってそんなにロックですかねえ…」といったら

「音楽じゃないよ、生き方だよ」と言われた。

これが私の性分なんだな。

自分が納得できない所にはいたくないし

嫌な気持ちになる場所にはいたくない。

そこを離れて壊しても新しく作りたい。

自分の心と向き合い

気づかないうちに自分で自分をごまかしていた部分

配慮していた部分があることに気づいて

もうこのどうしても惹かれてしまう世界観を

私の好きなように描ききろうと思ってから

やっと始まったような気がする。

しかしまだスタジオは終わらない。

壊れた美意識

九月十九日。晴れ。

昨日、花火をした。

小雨の降る海辺での初秋の花火。

文字を見るだけで切なさが感じられる。

花火をしている最中は

わりと火を消そうとする風との戦いだったが

終わってから振り返ると

味のある思い出となった。

ベストじゃないコンディションの方が

記憶に残るような気がする。

本日は六時半起きで

早起きのせいか体が怠くてよく寝転んだ。

診察開始の三十分後の内科に行くと

もう受付終了していた。早すぎるだろう。

私が行く病院はどこも人気があるために

待ち時間が長かったり

診察の受付が速攻で終了したりする。

後者は望んでいないが

前者はわりと望んでいたりする。

待たされているという状況が

考え事や物書きにはもってこいの時間だ。

ほどよい周囲の話し声と

そこにいなければならない

けれど長くいることも許されない場所。

そのほうが集中できる。

私は物を書きに病院に行っているといっても

過言ではないかもしれない。

なかなか私の生活では

拘束されることが少ないために。

最近、生活について考えることが増えた。

「生活が仕事にフィードバックされていなければ」

という洗練された店主の言葉を見てからなおさらに。

この話は長くなるので日を改めよう。

通し練習をした後にこの文章を書いている。

ラジオが更新された。

美味しいお菓子をシ組のメンバーの方が送ってくれた。

これ。

静岡の黒大奴というお菓子。

とても上品で温かい緑茶とセットでいただくと最高の組み合わせ。

 

次回公演。

9月23日(日)稲毛K’sDREAM

NEW SCRIPT NUMBER presents「NOISES OFF vol.6」

OPEN 16:00  START 16:30

*シギの出演は18:30からになります。

出演者 EF  /  THE PORTER / RING MY HELLGOGH  /

シギ / Radio In Old Trash / NEW SCRIPT NUMBER / MUSTANG

FOOD:Y’s curry

チケットのご予約はticket@shigi.netまで

お名前と枚数を記入のうえ送信して下さい。

知らない自分

九月十七日。晴れ雨。

自分のもつこだわりが

自由を阻害しているような感覚になり

美容院で担当してくれてる人に

カラーを決めてしてもらうことにした。

私だったら青・赤・白が思い浮かぶけど

紫と緑をいれようと提案してもらい

そうすることにした。いれかたもお任せした。

自分の中に自分以外の人のアイデンティティが

入ってくるような感覚がして面白かった。

なかなかしない感覚だった。

そして大満足だった。

カラーを途中からいれてくれた方が

まだ慣れてないみたいで

やり直しになり

私は美容室に五時間いることになったが

おかげで色々雑誌を見て

気になる映画や服装や

自分のことなどゆっくり考えられたので

とても有意義な時間だった。

それに誰かの失敗を見られるというのも

良い体験だったな。

失敗と挑戦の数は比例する。

私は人生でどれくらい失敗できただろう。

音楽ってそういえば評価はあっても

明確な失敗っていうのはあるのだろうか。

楽曲提供で相手が気に入らない場合とかは

失敗に入るのだろうか。

わりと曖昧な世界なのかもしれないと

考えたりもした。

失敗のない人生は挑戦がない人生。

昨日を超えてゆけ、というような。

やらずに死ねるか

九月十六日。晴れ曇。

めるのご飯買いに行った後、久しぶりに母と外食。

よく思うのがめるの前で裸になっている時

めるは「裸だー」と思ったりするのかしら。

目が悪いらしいからあまり見えないだろうけれど。

カブトムシもめるもたまに私に発情していたけれど

あれは気分であって私に対してではないのだろうか。

服を脱ぐたびにわりと思う。

 

 

外食後にそのまま横浜へ。

道路が空いていて車の運転が気持ちよかった。

途中ファストフードで飲み物を購入したのだけれど

休日のため家族連れで混んでいた。

店員の人たちが出来上がった商品の乗った

トレーを持ちながら元気良く

「〇〇番でお待ちのかたー」などと

声をだしていたけれど

絶対に唾が食品の上にかかっているから嫌だなと思った。

気づくと嫌になるあるあるのひとつ。

人の唾を口にいれたくない。

これに関して泉鏡花とまではいかないけれど

私もわりと潔癖なのだろう。

 

 

その後ラジオの収録と曲のアレンジ。

ライブまでちょうど一週間。

冷静に考えると全新曲ってすごいよな。。

めっちゃやる気じゃん。

新しくバンド組んだとかならあるだろうけど。

それで次の次のライブで全部曲が戻ってたら面白いな。

あ、だめだったんだなってその時は察してほしい。

でも無駄な挑戦っていうのはないと思っているから

やらないよりはやったほうが良いと思うのだ。

取り返しがつかないと先にわかってることなら

やらないほうがいい事もあるけど

なかなか十も二十もそんな事はないと思うからね。

私の中で「あぁ〜やりたいけどな〜でもどうなんだろう〜」って

思う時は90%やるで決定している時。

そのうだうだどっち付かずでいる時間を楽しんでる感さえある。

休みの日に布団の中で

あぁ〜起きようかな〜まだ寝てたいけどなぁ〜どうしよっかなぁ〜と

思っている感じ。

最近プライベートでひとつやりたいことが出てきていて

それでそのどっち付かずモードになっている。

ええ〜どうしよっかなぁ〜やりたいけどぉぅぅ〜

やりたいけどぅぅう〜どうしよっかなぁあぁおうう〜

という具合。

おむすび食べたい。

ここにあってここにはない

九月十五日。霧雨。

都内二箇所の病院ツアーの一日。

恒例の婦人検診と皮膚科。

向かう電車の中で年の頃六十くらいの男性が

ひとつあけた隣の席に座っていた。

その空いた席に同じ年頃の男性が座ろうとしたら

「ここは俺が座ってるんだ。あっちも空いてるだろ」

と言い威嚇。

言われた男性は顔色ひとつ変えずに別の席に座り読書。

何も口にせず、周りに座っている人たちが

「なにこいつ」みたいな顔色になるのが面白かった。

何に対しての威嚇なのだろうと考えていると

その威嚇した男性は扉が閉まる直前に席をたち車内からいなくなる。

一体なんだったのだろう。疑問。

 

皮膚科で先生に「ここの私の穴ポコなんですけど」と伝えると

「あぁ、毛穴ね」と言われる。

治療後にひとりで穴ポコってなんだよって突っ込んで

吹き出しそうになるのをこらえるのに難儀した。

穴ポコ…

私はものの名前を覚えるのが苦手で

この間は死霊のはらわたをはらわたの煮えくりと言い間違えた。

覚えるものが多すぎる気がする。

私の近くにいる人は私の謎々を解く係となる。

「ほらーあれなんだっけ、あの四角い店」

とかいうとさすがにわからないよと非難される。

お薬をもらった後に会計でお金が足りなくておろしにいく。

その後戻って会計した時に

会計の女性の方が突然口元に手を当てたまま十秒ほど動かなくなる。

どうした…親でも殺されたのか…と心の中で思っていると

「ごめんなさい…ひとつお薬の料金をいれわすれていました…

せっかくおろしてきてくれたのにごめんなさい」とその女性。

なんだそんなことかそのためにお金をおろしてきたんだから

全然気にしないでくれよベイビー

と花輪くんばりの紳士的な返しを心の中で行い無事終了。

今日はなんだか体がすごく軽くて良い調子だった。

鼻づまりは相変わらずだけれど。

プリンを買って帰宅。ポトフを作る。

具材をざくざく切って炊飯器にぶわーっといれて

スイッチぽーんと押して出来上がり。

この間美味しい中華料理食べた。

店員さんが水を飲んでるか鼻歌を歌ってるか

あくびしているかの繰り返しで面白かった。

ポトフを食べたあと歌をうたったり今後の事をメモしたり。

もうそろそろ今日は終わりになる。

地元の秋

九月十四日。秋らしい気温。

久しぶりのロンT。

家で新曲の歌を繰り返し歌う。

鼻づまりでいつも以上に「ん」が言えない。

「う」のようになる。

この鼻づまりいつ治るんだ。

早口な曲で次の言葉が出てこないと

曲として成立しなくなる。

こういうのは頭で考えなくなるまで

繰り返し馴染ませるに尽きる。

ライブまであと九日。ヒリヒリ。

アレンジはまだ終了していない。

夕方から歯医者で外出。

麻酔をされてから三十分ほど放置されるという

特殊なプレイを体験するも無事終了。

終わってから喫茶店でシ組やブログのことなど

文字におこしつつ考えつつ

隣の女性たちの話を小耳に挟みつつ。

水着が小さくて入らなかったとか

顔のお手入れの仕方とか

これが女性、というような会話であった。

お茶をしながらそういう雑談で時間を使うというのも

良いものだなぁ。

最近どうでもいい会話してるだろうかと考えた。

薬局で化粧落としを買いがてら

久しぶりにお化粧してみようかなと思って

お試しのやつでお化粧してみる。

唇がピンクなことの違和感。

その後図書館で本を借りて帰宅して夜食。

塩やきそばとお味噌汁。不思議な組み合わせ。

炊飯器で作るレシピの本を手にいれたので

色々作ってみたい。

これから新曲の歌をもう一度歌った後自由時間。

片道90分1500円の町

一番望んでいないことが

もしかして一番望んでいることなのかもしれないと

わかってしまった(かもしれない)時の僕の戦慄が

想像できるだろうか。

友人はさ

僕の話しを聞いて

それは大事なことだって言ってくれたんだけど。

ここは気付きたくなかったなぁと

僕は少し困って呟いた。

気づかないようにしてきたんだけどなぁ。

それでいきなり行きたい場所ができて

僕はそこへ行って何を感じるだろう。

その自分に出会いたくて行くんだ。

そこで座ったり歩いたり

なんてことないことをするんだ。

それで自分の心に聞いてみる

それは本当なのかって。

君は生きてきた。

ほぼ初対面で話す相手と

今までの人生のような所を掻い摘んで話し合う。

「今までこういうことがあって」

自分じゃない人生を聞くのはすごく楽しくて

色々あるだけ濃度も増して良い味になるんだなぁと

思いながら聞いていた。

私たちはまだまだ味付けの途中だけど。

違う舞台の上で当たるスポットライトが

いつか同じ舞台の上で照らされるなら

違う人生がひとつの作品となるなら

表現者としてこんな刺激的で幸せなことはないよね。

美味

塩辛は無事出来上がり

まろやかで美味しかった!

美味しくて止まらなくなるから次は

もっとたくさん作りたいなぁ。

調味料が酒とみりんだけだったのも驚きだった。

もっといろんなの使って味付けしてるのかと思ってたが。

そろそろぬか漬けいこうかなぁ。

保存できる系増やしていけたら忙しくても食べられていいよね。

塩辛にぬか漬けとかしょっぱいの尽くしだけども。

次はスープ系の種類も増やしていきたい。