生きるということと死ぬということの哲学。
私の中での生死の哲学。
死ぬということは魂が肉体から解放されることだと思っている。
肉体の中にある時のプレッシャーや圧から解放されて
概念からも解き放たれる。
霧のように宙を舞っていく。
自殺した時に残された者が悲しみ嘆くのは
その人の抱えていたものの重さに
無くした後で気がつくから。
笑いながら泣く人がいるように
人間の心中というのは簡単に他人が見れるものではない。
亡くなった人が一番辛かったのは命を終わらせる前の時間。
今はもう苦しみからも悲しみからも解き放たれている。
残されたものは残された命を生きる。
しかし多くの人の胸には
その人の笑顔や言葉や表現や
色々なものが刻まれている。
それらは死ぬことがない。
ひとりの人の残したものが
多くの人の心の中を生き続ける。
そう思う時、魂は永遠だ。
心の中で永遠に生き続ける。
今は悲しみにくれる人の心中を想い
その想いが安らかになるように祈りをこめる。